人材養成について Development

人材養成

本学の特色と強みとして、高度な臨床・研究能力を有する医師を養成する支援プログラム(SPARK!Plan for MED)、ELSIを始めとするコンプライアンス意識の高い医師を養成するGMP教育研究プログラム、高度医療人材養成事業における医療機器「手術対応型血管X線撮影装置」を活用した人材養成があります。これらを主軸に、本事業で配置するSA、TA、RAと支援者とともに研究力や臨床技術を高めながら、本学が提唱する安全、安心を創る新しい平和科学を深く理解し、高度な臨床・研究能力を有し、地球レベルでリードできる医師を養成します。 本事業では、全学で推し進めるキャリア形成プラン「SPARK!Plan」と連動した「SPARK!Plan for MED」を運営します。このプランには、①MD-PhDコース、②基礎研究入門コースおよび③アドバンスト研究コースを含み、臨床研修期間からの大学院進学支援、MD-PhDコースを含む大学院での研究優秀者から「病院選抜助教」のポストを準備する等、卒前から卒後までの研究医キャリアパスをシームレスに支援します。

  • MD-PhDコース

    ① MD-PhDコース

    本学では2009年度より、通常の医学科一般入試枠とは別に、4年次修了後に大学院に進学しPhD取得後、復学する MD-PhDコース(卒業まで9-10年間)を運用しています。
    本事業ではTraERCの運用の下、MD-PhD入学枠学生は1年次からSA、大学院生はRAとして雇用し、特徴的な教育シ ステムを基盤として学部・大学院教育と連動させることにより臨床と基礎研究の連携充実と一般枠学生への普及を図り、大学院学生数の増加と高度医療人材研究者を育成します。

  • 基礎研究入門コース

    ② 基礎研究入門コース

    本学では、研究マインド醸成のため、1年次の基礎医学研究の紹介の1単位授業、4年次には4か月間研究に専念する医学研究実習を実施しています。1年次から基礎研究室で研究を開始するMD-PhD入学枠以外にも一般枠学生が参画するケースを活用して「基礎研究入門コース」を設置し、SAとして雇用します。本コースは、4年次医学研究実習の充実と5年次からのMD-PhDコース編入者の増加に繋げます。また、医学研究実習では学内基礎・臨床研究室、海外連携研究室、CRCH、GMPのほか、本事業の協力機関である放射線影響研究所、企業、大学など幅広く選択可能とする予定です。

  • アドバンスト研究コース

    ➂ アドバンスト研究コース

    アドバンスト研究コースでは研究マインドの高い5-6年生を対象にした、「アドバンスト研究コース臨床研究(臨床実習Ⅱ)」を新設し、SA・TAとして採用して経済支援するとともに、医師働き方改革下の研究力の維持・促進に寄与する人材として養成します。臨床研究に参加できる長期間(2-3か月)の選択コースとして、配属研究室での研究活動を可能とし、学会発表や論文発表を奨励します。医学研究実習優秀者やMD-PhDコース学位取得後に学部復帰した学生、臨床研究に興味を持つ学生を対象としたコースです。